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同人サークル”桃缶奉行”の活動情報&個人的趣味ブログ
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だいぶ間が空いてしまい、記憶からぽろぽろ零れ落ちていたため、ゲームを少しプレイし直しつつ、薔薇に隠されしヴェリテ感想。フェルゼン伯編。
今回もネタばれ考慮はしていませんので、どんとこい!の方のみどうぞ。


畳んだ先
◆女性好きだけど、本気の恋には一途で不器用?
陛下、ロベスピエールと攻略し、次のターゲットに、フェルゼン伯。断頭台とは無縁の方。だけど、史実の末路は大分悲惨。
スウェーデンから遊学に来ている貴族で軍人で、長髪ほくろの色気担当。
ラファイエット候と仲良しさんで、遊学の最後の地に来たフランスにて、今回の騒動に巻き込まれる。
漏れなく興津さんの色気たっぷりの甘い声が聞けます。女性好きで恋愛経験値が高い。ゆえに、リーゼちゃんはちょっと及び腰。からかわれてるのかな?って。
史実ではアントワネット様と相思相愛だったらしいけれど、この作品では余り絡みはなし。初対面はリーゼちゃんが扮したアントワネット様で、王太子妃らしからぬ彼女が気になる存在になっちゃうので、そりゃそうか。
 
陛下が結成したミロワール会の一員となったけど、ロベスピエールやダントンのように、自分が王になって何をしたいか、目標をはっきり持っていなかったフェルゼン伯。リーゼの正体に気づいちゃったから、とか、まあ、なんか成り行きで一員になっちゃった感がある。史実上、アントワネットと相思相愛な立ち位置だったから、入れておかないと!感がなくもない。フェルゼンルート以外だと、ヴァレンヌ逃亡事件を彼が手引きする理由付けが、少し弱い気がしたりしなかったり…そこまでしてルイ16世に、フランスの行く末を見届けるために、自分の人生掛けられるかしら?  と思っちゃわなくもない。
庶民のリーゼちゃんが化けていたアントワネット様に興味を持ったため、庶民姿のリーゼちゃんではなく、アントワネット姿のリーゼちゃんに興味があると公言するちょっと変わったお方。で、恋愛偏差値の高さを故か、さらになぜか、庶民リーゼちゃんにも迫る迫る。でも、彼女はそれを本気に出来ず、気持ちの答えることも出来なくて。まあ、自業自得、身から出た錆、普段の行いが派手だと、いざ本気になったときにわかってもらえなくて困りますよね、まあ、しょうがない。
結局、お互いの気持ちが通わぬまま、というかフェルゼン伯が振られた?感じになり、傷心を癒すため、ラファイエット候についていく形で、アメリカへ。本当は、彼自身、今までの自分から変わるきっかけが欲しかったらしい。史実ではどういった経緯で戦争に参加したのかしら。スウェーデン王に言われたのかな。
で、4年後。戦争が終わり、ラファイエット候とか凱旋したのに、フェルゼン伯だけ姿が見えなくて。百戦錬磨の恋愛偏差値100人間が、離れていた4年の間にリーゼちゃんへの想いを募らせて(拗らせて)、どんな顔して会えばいいのかわからなかったらしい。戦地では女遊びもせず彼女が送った手紙を何度も見返していたらしい。それをクロエさんに報告してたけど、ちゃんと本人に言ってあげて!「好き」という言葉も、本当に好きな相手にいざというときにどもって言えなくなってしまったり。その残念な辺りはなかなか面白かった。
国内が次第に、アントワネットに対して国民の不満が如実に表れてきて(といっても、オルレアン公の広めたデマが発端らしいんだけど、このゲーム上だとまんざらデマでもない感じに描かれてる。財政逼迫の件は、ルイ14世から続いてたんだよ、ともう少しわかりやすく表現されててもよかった気もする。じゃないと、ルイ16世がかなり無能に見えてしまう…有能だったとは言いがたいのかもだけど、陛下好きとしては、胸が痛い)。
戦争から戻ってきたばかりのフェルゼン伯としては、リーゼちゃんとの今後をどうするかが重要で。なかなか進まない二人の仲に、エルザにアドバイスを乞うたりして。で、とある晩、フェルゼン伯とリーゼちゃんは朝まで共に過ごしたらしいんですよ!けどね、結局どこまでだったのか、明確な描写は無く…。一線は越えただろうと思っているけれど、いやいや、せめてもう少し表現してくれよ、ほんとに。もう少しでいいから、妄想できる余地を与えてくれーっ!
陛下、ロベスピエールと来て、三人目でやっとそこそこ親密な二人ですよ。いやまあ、それに重きを置いていないからだろうけど。一応乙女ゲーだし、もう少し甘さ欲しい。翌朝、リーゼちゃんが恥らうとかこう、周りが悟って暖かく見守る体とか、なんかさ、あってもよくない?興津さんの全力の甘い声、ここでも発揮させて欲しかったですよ!←なんやかんや、甘々が見たかった。
 
感想というかあらすじを綴っているだけになってきたので、ここからざっくり端折ります。
続いて、ヴァレンヌ逃亡事件。フェルゼン伯の行動は、リーゼちゃんが想い人なので違和感無く受け入れられたかな。逃亡の途中で、フェルゼン伯は追手のラファイエット侯を足止めするために、二人は分かれ分かれになるのですが、ここも史実通りなんですが、ほんと、王族って、危機感ないよなぁ…としみじみ。
タンプル塔に監禁後、杞憂していたことがリーゼちゃんの身に。陛下が断頭台に散った後、彼女の姿が王妃になったまま、元に戻らない!そして 王妃と間違えられたまま、コンシェルジュリーに移送され、陛下と同じように裁判に掛けられた後、断頭台へ送られることに。リーゼちゃん自身が必死に別人だと訴えても、信じて貰えず。もう、どんなに抵抗しても、処刑は決まってしまい、彼女も意気消沈。まるで抜け殻みたいになってしまいます。そのあとぎりぎりのところでフェルゼンが王妃を連れて、リーゼちゃんを救い出してくれるのですが、そのときアントワネット様のセリフ「あなたのことが嫌いだったのよ。私の持っていないものを持っているから」に泣けた。そういうことでしか、リーゼへの想いを伝えることが出来ない王妃とリーゼの関係とか、なんかそういうの。リーゼが最初に身代わりになったから歯車が狂って、ああいうルートを辿ることになったんじゃないか、と考えると複雑な気持ちになる。あの時、どうして高熱を出してしまったのか、とかアントワネット本人も、悔やんでも悔やみきれないのでは…と。まあでも、きっかけは身代わりからだったかもしれないけれど、その後は舞台に立っていた演者たちによるものでもあるわけだから、一概にリーゼだけに責があるとは、あんまり思いたくない気持ちが働く(流されやすい、流されるしかできない主人公だけど、どうにも嫌いになれない)。
あ、フェルゼンルートだと、陛下の気持ち(リーゼが好き)をフェルゼンが悟ったりして、その辺りが結構好き。陛下の「余にとっての王妃は、今の王妃ではない」的な発言とか美味しい。早く陛下もフルコンしたい。あと、ロベスピエールのナイスアシスト(侍女だったリーゼも裁かれそうになるけれど、彼が無罪にしてくれる)も好き。フェルゼンに「ひとつ貸しだからな…」という場面。フェルゼンは後にこれを察したのだけれど、その貸しを返すことはもうできなくなっていて…ね。切ない。
史実エンドはコンシェルジュリーから救出されたあと、リーゼの体調が戻らないまま、フェルゼンは母国から緊急で呼び戻される。母国では、革命と称して民がフランス国王を殺したことは、彼にとって民を好きになれないものとなり、それが態度に出ていたのか。また、民はフェルゼン伯に対して、スウェーデンの次期国王だの、フランスのスパイだのと噂し、挙句フェルゼン伯を襲撃、殺害という、史実通りのエンド。さすがに側溝にまっ裸で打ち捨てられるとは描かれなかったけど、民たちからの暴行のシーンは痛々しかった。いや、そんなに具体的な描写があったわけじゃないけど。
SPエンドは、リーゼとスウェーデンで仲良く暮らしましたとさ(エルザも一緒)。うん、よかった。
フェルゼンはそんなに難易度は高くなかった気がする。
さて、残るはラファイエット公とダントンだけれど、再び断頭台と向き合おうと思います。
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